【ピッチョーリってどんな人物!?】バレンシアガの新クリエイティブ・ディレクター、ピエールパオロ・ピッチョーリの経歴について

デザイナー紹介
引用:WWD JAPAN

こんにちはOKといいます!

今回は、バレンシアガの新クリエイティブ・ディレクターに就任したピエールパオロ・ピッチョーリ氏(Pierpaolo Piccioli)についてご紹介します。デムナ氏の後任が誰になるかは誰もが気になっていたと思いますが、ピッチョーリ氏が後任として選ばれました。2025年のパリ・ファッションウィークがバレンシアガでの初のコレクションとして発表されるということで注目されています。

そんなピッチョーリ氏について、どんな経歴の人物で代表的なアイテムな何があるかなどをご紹介していきます。

ピッチョーリはどこで生まれたの?

引用:VOGUE JAPAN

ピッチョーリ氏は、1967年8月29日イタリアの首都ローマで生まれ、海沿いの街ネットゥーノで育ちました。ローマ大学で文学を学んだ後にヨーロッパ・デザイン学校でファッションを学びました。

当初は、映画監督を目指していましたが、ファッションの物語性に魅了され、デザイナーとしての道を選びました。

ピッチョーリのキャリアとは!?

フェンディでのキャリア

デザイン学校を卒業後、1990年からフェンディ(FENDI)へ入社しました。FENDIでは、アクセサリー部門で10年間勤務し、カール・ラガーフェルド氏のもとで経験を積みました。

ここで、今後のキャリアで多く関わるマリア・グラツィア・キウリ氏と出会いました。

1999年にヴァレンティノ・ガラヴァーニ氏に招かれ、キウリと共にヴァレンティノにへ入社しました。

ヴァレンティノでのキャリア

ヴァレンティノへ入社後、ブランドのアクセサリー部門立ち上げを任されを、ヴァレンティノのアクセサリー部門の発展に貢献しました。

2008年の1月のオートクチュールコレクションで、45年の長い間ブランドの創業者としてデザインをしていたバレンティノ・ガラヴァーニ氏が引退されることが決まりました。

その後任として、ヴァレンティノのクリエイティブ・ディレクターに任命されたのが、ピッチョーリ氏とフェンディ時代からの相棒であるキウリ氏が共同で選ばれました

彼らのデザインは、ヴァレンティノのエレガンスな要素と現代ファッションの感性を融合させ、ブランドの更なる発展のために貢献しました。

単独でのクリエイティブ・ディレクターへ

2016年に相棒のキウリ氏がディオールへ移籍することが決まり、ピッチョーリ氏は単独でヴァレンティノのクリエイティブ・ディレクターとなりました。

単独でのクリエイティブ・ディレクターとなってからも、ブランドを代表するアイテムを多く手がけて様々な賞を受賞されました。

2018年に「The Fashion Awards」で「Designer of the Yearを受賞。

2020年にはアメリカで開催される世界最大のファッション賞であるおすすめのアパレル小売店CFDAアウォードにおいてアメリカ以外で活躍する世界最高のレディース衣料デザイナーに対して贈られる
「INTERNATIONAL WOMENSWEAR DESIGNER OF THE YEAR」を受賞し、ウィメンズ系デザイナーの代表的な地位を確立
しました。

さらに2022年に「Designer of the Year」を2度目の受賞を達成しました。

ヴァレンティノ退任とバレンシアガのクリエイティブ・ディレクターに就任

2024年3月にヴァレンティノのクリエイティブ・ディレクターを退任。ファッション界に衝撃を与えました。その後任としては、アレッサンドロ・ミケーレ氏が抜擢されました。

そして、ピッチョーリ氏は2025年5月にバレンシアガの新たなクリエイティブ・ディレクターに就任しました。

前任のデムナ氏がグッチへの移籍することが決まっていたため、後任の候補が話題になっていた中、ヴァレンティノで世界的なデザイナーとなったピッチョーリ氏が後任に決まり、さらに注目のブランドとなりました。

ピッチョーリ氏の代表的なアイテムとは!?

ロックスタッズ(Rockstud)コレクション

ヴァレンティノのイメージを一新させたエッジの効いたデザイン。バッグやパンプスなどにスタッズのデザインを加えて、世界的に人気なコレクションとなりました。2010年に登場しヴァレンティノの代表するアイテムの一つになりました。

今までブランドイメージを損なうことなく、モダンかつシャープに手がけたデザインです。

ピンクPPコレクション(Pink PP)

次に紹介するのは、2022-23年秋冬に登場した「ピンクPP」です。

コレクション名にもなっている通り、ピンク一色で統一されたコレクションで数多くのセレブ達も愛用していました。

「女の子らしさやパンクといった、“ピンク”が連想させるものから解放された時、この色は本領を発揮するんです。ピンクには、強くなろうと意識しなくても、そうなれる可能性を秘めている。まるで詩の隠喩のように穏やかでありながら、人の心を揺さぶる力を持ち合わせていると思うんです」と述べられている。

VOGUE JAPANより引用

このコレクションはこのシーズンのトレンドカラーに大きく影響を与え、個性を最大限に引き出してくれるデザインでした。

2023-24オートクチュール (Un Château)

このクチュールでのデザインで衝撃的だったのが、重力を感じさせない軽やかなカシミアで仕立てられたドレス。カッティングの高度な技術はもちろん、細部にまでこだわったデザインで巧妙な仕掛けが随所に見られました。

また羽を1枚1枚火にかける工程を経て作られたガウンもピッチョーリ氏の革新的なデザインの賜物でした。

ハイ・クチュールの再解釈

ピッチョーリ氏は、オートクチュール・コレクションで様々な人種や年齢、体型のモデルを起用しています。クチュールは誰のためのものかを考え、単に美しさを追求するのではなく、ランウェイに登場するモデルたちは、現代社会における多様な姿を映し出す鏡であるとファッションを通じて多様性について世界に問いかけていました。

まとめ

引用:VOGUE JAPAN

いかがでしたでしょうか。今回は、バレンシアガの新クリエイティブ・ディレクターに就任したピエールパオロ・ピッチョーリ氏についてプロフィールや代表的なコレクションをご紹介しました。

次回の2025年10月に発表されるファーストコレクションも大注目ですね!

ヴァレンティノ、バレンシアガ、フェンディの公式ホームページも下記のリンクから是非チェックしてみてください!


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