ロエベの魅力と歴史について
今回ご紹介するラグジュアリーブランドはLOEWEです。
スペインが誇るラグジュアリーブランドで170年以上の長い歴史を持ち、スペインの王室御用達ブランドとしても知られています。シンプルなデザインと高品質な素材が人気で、世界中のセレブ御用達のブランドです。
最近はクリエイティブ・ディレクターであったジョナサン・アンダーソンが退任し、新しくジャック・マッコローとラザロ・ヘルナンデスをクリエイティブ・ディレクターに迎えました。
ロエベの人気はここ数年で若い世代にも広まり、幅広い年代から人気なブランドの一つです。
今回は、LOEWEの歴史から特徴、愛用している著名人、人気の理由について詳しく解説していきます。また、LOEWEのおすすめのバッグや注目のコラボレーションについても紹介するので、ぜひご覧になってください。
LOEWE（ロエベ）の歴史
- 1846年：数人の皮革職人がスペイン・マドリードに小さな皮革工房を立ち上げたことが原点。最初はレザー製品のみの取り扱いをしていた。
- 1872年：ドイツの職人だったエンリケ・ロエベ・ロスバーグがマドリードを訪れて工房を見学した際、職人たちの技術、品質の高さに強い感銘を受け、パートナーとして勤め始める。
- 1892年：スペイン・マドリード市内の流行の発信地でもあるプリンシペ通りに、店舗併設の工房「Ｅ.ロエベ・ブティック」を開設。
- 1905年：当時の有力な顧客であったコンキスタ公爵夫人によって、スペイン王室に紹介された。
- 1910年：バルセロナに2号店をオープンして以降、スペイン国内の主要都市に続々と店舗を展開。
- 1945年〜1978年：デザイナー兼アートディレクターのホセ・ぺレス・デ・ロサスがショーウィンドウの設計に携わり、エレガントで洗練された豪華なショーウィンドウが話題に。
- 1970年：ブランドの象徴である「アナグラム」ロゴが誕生。
- 1975年：アイコニックなバッグ「アマソナ」が発表され、ロエベの名声が高まる。
- 1996年：フランスのLVMHグループに買収され、国際的な展開が加速。
- 1998年：ナルシソ・ロドリゲスがデザイナーに就任。
- 2002年：ホセ・エンリケ・オナ・セルファがデザイナーに就任し、プレタポルテ事業の売上も上昇。レザー製品とプレタポルテの2分野で事業を展開していきます。
- 2008年：スチュアート・ヴィヴァースがクリエイティブディレクターに就任。
- 2013年：ジョナサン・アンダーソンがクリエイティブディレクターに就任し、ブランドの再生を牽引。
アナグラムの意味とは！？
1970年、スペインの画家ヴィンセント・ヴェラによって、筆記体の「L」を4つ組み合わせた「アナグラム」が誕生しました。このデザインは、シンプルでありながらもブランドのアイデンティティを強く印象づけるものとして、製品に刻まれ、ロエベの象徴となりました。
2014年、クリエイティブディレクターに就任したジョナサン・アンダーソンによって、アナグラムはモダンにリニューアルされました。以前のデザインよりも線が細く、よりシンプルで洗練された印象となり、現代的なブランドイメージにマッチするようになりました。
近年の業績
ロエベは2023年に大きな成長を遂げ、売上高は約8億1,080万ユーロ（日本円で約1,305億円）に達し、前年比で約30%の増加を記録しました。営業利益は2億4,750万ユーロで、前年から77%の増加となりました。
これらの成果は、アンダーソンのデザインによる「パズルバッグ」や「ハンモックバッグ」などのアイコニックな製品の成功に起因しています。また、ブランドの拡大と革新への投資が、売上と利益の増加に寄与しました。アンダーソンによってデザインの幅が広がり、若者にも受け入れられやすいブランドへと進化しました。特に最近は若い世代からも注目されるようになり、20代後半のロエベ愛用者が増えてきています。間違いなくLOEWEの人気を広めたのは、彼の業績があってこそでしょう。
代表的なバッグの紹介
パズル
パズルバッグは、ジョナサン・アンダーソンがクリエイティブディレクターに就任してから初めてデザインを手がけてバッグになります。日本の折り紙からインスピレーションを得たと言われていて立体的な構造は、10時間以上費やし構築されています。ショルダーバッグとしてもお使いいただけますが、ハンドバッグとしてもおしゃれに持ち運びができるアイテムだと思います。
女性はもちろん男性でもおしゃれに見えるバッグだと思います。サイズ展開も豊富なので、使用する用途に合わせてサイズも選ぶことができます。
アマソナ
アマソナバッグは、1975年に発売されてからロエベを代表するバッグとなっています。型崩れしない形はデイリー使いはもちろん、フォーマルなお出かけにもお使いできるアイテムだと思います。パズルバッグと同様にショルダーストラップがついており、サイズ展開も複数あります。
トレンドに関係なく、さまざまなコーディネートに取り入れやすい万能なバッグです。
ハンモック
ハンモックバッグは、名前にもある通りハンモックからインスピレーションを受けたバッグです。ゆったりと余裕のある大きさのバッグで中央部分に折り込みを入れることで、大きく広げることができるユニークなバッグです。
こちらも、サイズ展開やカラーバリエーションは複数あるので、お好みのバッグを選ぶことができると思います。
フラメンコ
フラメンコバッグは、1984年に誕生しました。カスタネットのインスピレーションから誕生しました。
シンプルなデザインで、レザーの柔らかさを活かしたフォルムが、美しいバッグです。巾着型、スクエア型に形を変えることでさまざまなコーディネートに活かすことができます。2018年にはトート型も登場し、今でも大人気なバッグです。
セレブたちも愛用しているロエベのアイテム
LOEWEは、世界中のアーティスト、俳優、ミュージシャンから愛されているラグジュアリーブランドです。ここでは、ロエベを愛用・着用している著名人たちを紹介します！
🎬 女優・俳優
| 名前 | 特徴・着用例 |
|---|---|
| ゼンデイヤ（Zendaya） | ドラマ「ユーフォリア」で人気。ロエベの前衛的なドレスでレッドカーペット常連。 |
| フローレンス・ピュー（Florence Pugh） | ロエベの構築的ドレスを数多く着用。カンヌやメットガラでも話題に。 |
| ティモシー・シャラメ（Timothée Chalamet） | メンズウェアでもロエベをよく着用。 |
🎤 ミュージシャン・アイドル
| 名前 | 特徴・着用例 |
|---|---|
| BTSのV（テテ） | 空港ファッションなどでロエベを多用。パズルバッグ愛用者としても有名。 |
| SEVENTEENのエスクプス | 2025年のロエベショーに登場。アジア圏でもロエベの顔として注目。 |
| アリアナ・グランデ | ロエベの「アナグラムバッグ」やサングラスを愛用。 |
🇯🇵 日本の著名人
| 名前 | 特徴・着用例 |
|---|---|
| 清野菜名 | ロエベのショーやキャンペーンに登場。 |
| 川口春奈 | 雑誌や広告でロエベを着用。パズルバッグもプライベートで愛用。 |
| 宮沢氷魚 | メンズコレクションのモデルやイベントに出演。ロエベのイメージにぴったり。 |
| Snow Man 向井康二 | 雑誌でロエベのコートや小物をスタイリング。 |
💫 モデル・アーティスト
| 名前 | 特徴・着用例 |
|---|---|
| ケンダル・ジェンナー（Kendall Jenner） | オフスタイルでロエベのスウェットやサングラスを愛用。 |
| デュア・リパ（Dua Lipa） | ロエベのサイバー感あるルックをステージ衣装で。 |
さまざまなコラボ
LOEWEは、さまざまなコラボもしていてどれもファッションで楽しみつつも芸術的なデザインが多く、とてもおしゃれなものばかりです。いくつかのコラボをご紹介します。
スタジオジブリとのコラボ
LOEWEは、スタジオジブリともコラボしています。
| 年 | 作品名 | 内容 |
|---|---|---|
| 2021年 | となりのトトロ | 第1弾コレクション。キャラクターを大胆にデザインしたバッグやTシャツが登場。 |
| 2022年 | 千と千尋の神隠し | 第2弾。湯婆婆、カオナシ、千尋などをテーマに、職人技でキャラが再現。 |
| 2023年 | ハウルの動く城 | 第3弾。カルシファーやソフィー、ハウルの城など、幻想的な世界観を表現。 |
ロエベを代表するバッグにキャラクターや名シーンなどを刺繍やレザークラフトで表現しています。アニメの世界観を損なわず、ラグジュアリーな質感と融合させているのがとても魅力的です。他にもTシャツやセーターなども多数販売されました。
スナ・フジタ（Suna Fujita）とのコラボ
| 年 | 2024年ホリデー |
|---|---|
| 内容 | 京都の陶芸家ユニット「スナ・フジタ」のイラストを使ったコレクション。動物たちが登場する温かい世界観がロエベのバッグ・服に融合。 |
細やかなイラストとレザーの融合が芸術的で、ファッションとアートをうまく融合させているアイテムばかりでした。マッコウクジラのパズルバッグやうさぎのハンモックが注目を集めました。
On（オン） – スイスのランニングブランド
| コレボ回数 | 5回以上（2022〜2024） |
|---|---|
| 内容 | ラグジュアリーとスポーツの融合。スニーカー「クラウドティルト」シリーズが特に人気。 |
LOEWEとスイスのパフォーマンスブランド「オン（On）」のコラボは、ラグジュアリーとテクノロジーが融合しており注目を集めています。中でも「クラウドティルト」は、デザイン性と機能性を兼ね備えたアイテムとして人気を集めています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回はクリエイティブ・ディレクターが変わり注目を集めているLOEWEの歴史を振り返り、人気シリーズや注目のコラボレーションについてご紹介しました。
今後も要注目のラグジュアリーブランドですね。
公式ホームページの下記にリンクがございますので、気になる方はLOEWEの公式ホームページから数々のおしゃれアイテムを見ていただき店舗などにも足を運んでいただると幸いです。
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