アパレルブランドを代表しているクリエイティブ・ディレクターってどんな仕事なのか!?

服飾学校

皆さんこんにちは!OKです!

今回は、アパレルブランドのコレクションのデザインやブランドの方向性について判断を任されるクリエイティブ・ディレクターがどのような仕事かをご紹介いたします。

ハイブランドでは、クリエイティブ・ディレクターの変更は売り上げにも関わってくることで、ブランドの業績にも関わってきます。

一体どのような役割があるのか。また目指す上で必要な資格はあるのか。

それでは早速解説していきます。

①新作アイテムのデザイン

アパレルブランドにおいてアイテムのデザインは重要です。

そのコレクションのデザインのコンセプトや最終的に完成と判断するのはクリエイティブ・ディレクターの判断によります。

各シーズンのコレクションをどんなコンセプトにして、どのようにアイテムを手掛けるかはクリエイティブ・ディレクターの考えが大きく反映されています。

もちろんクリエイティブ・ディレクターだけでなくチームでデザインをしています。

そのチームでできてものの統括をクリエイティブ・ディレクターが行っています。

それぞれ専門的な技術・知識のある職種がチームとしてコレクションに関わっています。

②ブランドのストーリーやコンセプトの表現

クリエイティブ・ディレクターは、広告ビジュアルやCM、SNSなどでの発信内容にも関わっています。

ブランドを知名度を広げる上で広告・CMなどのメディアでの表現はとても重要です。

ブランドイメージを損なうことなく、どのようにブランドのアイテムやコンセプトを広められるかがと重要です。

③クリエイティブチームの統括

クリエイティブ・ディレクターが最終的に判断をしていますが、ブランドのさまざまな制作にはクリエイティブ・チームが関わっています。

チームはそれぞれの専門的な技術者が在籍しています。ブランドのアイテムデザインはもちろん、ファッションショーの演出、店舗のディスプレイ、LOOKBOOKの撮影・メイクアップ、公式サイトの運営、ロゴ・SNSで発信する素材制作等が主なチームの役割です。

簡単にそれぞれの役割をご紹介します。

クリエイティブ・ディレクター(CD):ブランド全体の方向性・デザインのコンセプト・SNS発信内容・ショーでの演出などの最終判断を担っている。

アート・ディレクター(AD):グラフィック・撮影などのビジュアル面での指揮を取っている。

ファッションデザイナー:各シーズンのコンセプトに合わせたコレクションアイテムのデザインを手掛ける。

グラフィックデザイナー:SNS素材やロゴ、パッケージなどのデザインを担当している。

フォトグラファー:LOOKBOOKやSNS用に写真を撮影している。

映像ディレクター:ブランドムービーやショーの映像などの撮影・編集を行っている。

スタイリスト:コーディネートの提案、撮影用のアイテムセレクトを担当している。

ヘアメイクアーティスト:撮影やランウェイのモデルに適したヘアセットを行う。

コピーライター:広告や公式サイトで使われるキャッチコピーや文章の作成を担当。

Webディレクター:公式サイトのビジュアルやブランドの雰囲気に合わせたサイト作成を担っている。

ビジュアルマーチャンダイザー(VMD):店舗のウィンドウの配置や展示会でのブース設計を担当している。

※ハイブランドほど専門的な職種がそれぞれの役割を任されているケースが多いです。
 小規模のブランドの場合は、1人が複数の役割を兼任していることがあります。

④マーケティング戦略との連携

ブランドのマーケティングやブランド戦略などはブランドデザイナーが任されています

価格設定や市場調査、予算管理、プロモーション計画などブランドの業績に大きく関わってくる重要な役割です。

クリエイティブ・ディレクターがブランドの伝統とシーズンのアイテムを手掛けるコレクションの代表する人物で、ブランドデザイナーはビジネス面の責任者と言えますね。

アイテムのデザインとブランドビジネスは、そのブランドの知名度や業績に大きく関わってきます。

そのため、クリエイティブ・ディレクターはブランドデザイナーとも連携を取っています。

何か資格は必要なのか!?

クリエイティブ・ディレクターになる上で、必要な資格は特にありません。

しかし、経験や学歴などはディレクターになる上で非常に重要になります。

以下のような経験と知識が非常に重要になります。

①ファッションにおける基礎知識

服飾関連の大学や専門学校でのデザイン・縫製・生地の素材・パターンについての知識は欠かすことができません。それだけでなく、グラフィックや建築について学びクリエイティブ・ディレクターになっている方もいらっしゃいます。

代表的な大学は下記に記載しています。

セントラル・セント・マーチンズ(Central Saint Martins)

イギリスのロンドンにある芸術大学のカレッジの一つ。デザインやグラフィック、建築などの幅広い分野を学ぶことができる。アレキサンダー・マックイーン氏やジョン・ガリアーノ氏など多数の有名なデザイナーを卒業生として輩出してしている。

セントラル・セント・マーチンズ公式ホームページ

パーソンズ美術大学(Parsons School of Design)

アメリカ・ニューヨークにある美術大学。ファッションへの知識はもちろん、インテリアやグラフィックについても学ぶことができる。ビジネスや社会的課題を重視する教育方針。卒業生としては、トム・フォード氏やマークジェイコブス氏などのクリエイティブ・ディレクターが在籍していた。

パーソンズ美術大学公式ホームページ

アントワープ王立美術アカデミー(Royal Academy of Fine Arts Antwerp〕

ベルギーのアントワープにある世界的に有名なファッション教育の名門学校。先の2校に比べると個人の世界観を重視した独創的なデザインやストーリー性を磨くことができる学校。技術はもちろん磨くことができ、トレンドだけでなく自分だけの世界観を高めることができる。アントワープシックスを輩出していることでも有名。(ドリス・ヴァン・ノッテン氏、ウォルター・ヴァン・ベイレンドンク氏など)

アントワープ王立美術アカデミー公式ホームページ

文化服装学院(Bunka Fashion College)

日本を代表するファッションの専門学校。世界的に高い評価えている。デザイン・縫製など実践的な技術の習得ができ、海外留学やインターシップなどで様座な経験を積むこともできる。卒業生としては、山本耀司氏(Yohji Yamamoto)や三宅一生氏(ISSEY MIYAKE)、高田賢三氏(KENZO)、NIGO氏®(HUMAN MADE、元A BATHING APE創設者)等著名人を多く輩出している。

文化服装学院公式ホームページ

②現場での経験

学校だけでなく実際の現場でパターンナー、素材選定、アシスタントとしてのさまざまな経験できるだけでなく、ビジネスについても知識をつけることができます。

③ブランドの立ち上げやブランド一部ラインの責任者

経験を積み、実績を残すことでそのブランドでの一部ラインの責任者に抜擢されたり、自身のブランドを立ち上げたりすることで更なる成長も踏むことをできます。

このような段階を経て、クリエイティブ・ディレクターに選ばれることが多いです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回はクリエイティブ・ディレクターの役割や目指す上で必要な資格について解説しました。

他の職種の紹介も皆さんから要望があれば解説記事を作成しようと思っています。

皆さんからのコメントお待ちしています!

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