こんにちは!OKです。
今回は、2024年の12月にCHANEL(シャネル)のアーティスティック・ディレクターへの就任が決定し話題のとなった人物マチュー・ブレイジー氏(以下:マチュー氏)についてご紹介します。
2021年11月から2024年の12月までBOTTEGA VENETA(ボッテガヴェネタ)のクリエイティブ・ディレクター務めていた彼ですが、さまざまなブランドでの経歴があります。
そんなマチュー氏のプロフィールとこれまでのキャリアや代表的なアイテムについてご紹介していきたいと思います。
マチュー・ブレイジーのキャリアとは!?

1984年パリに生まれました。先コロンブス期の美術の専門家の父と歴史家の母を持つ彼は、ベルギーの首都ブリュッセルにある名門ファッションスクールのラ・カンブル(La Cambre)に進学しました。
インターン期間には、バレンシアガ(Balenciaga)やジョンガリアーノ(John Galliano)で経験を積み 2006年に卒業。
翌年の2007年から2011年にラフシモンズ(Raf Simons)へ入社。メンズコレクションのデザイン担当としてキャリアをスタートしました。
2011年から2014年にはメゾン・マルタン・マルジェラ(Maison Martin Margiela)の「アーティザナル」ラインのデザインとウィメンズのレディ・トゥ・ウェアのデザインに携わりました。
その後2014年から2016年にセリーヌ(Céline)にてフィービー・ファイロ氏の元でのシニア・デザイナーに就任しました。
2016年から2019年はカルバンクライン(Calvin Klein)でラフ・シモンズ氏と再タッグを結成しメンズ・ウィメンズのデザインディレクターを務めました。
そして2020年からボッテガヴェネタ(BOTTEGA VENETA)にてレディ・トゥ・ウェア(RTW)デザイン・ディレクターを務め、2021年11月に同ブランドのクリエイティブ・ディレクターに就任。2022年2月にファーストコレクションを発表しました。
2024年の12月にシャネル(CHANEL)のアーティスティック・ディレクターへの就任が決定し、2025年の10月に同ブランドでのファーストコレクションを発表する予定となっています。
オートクチュール、レディ・トゥ・ウェア、アクセサリーなどのコレクションのデザインの統括を担当します。マチュー氏の多くのブランドでの経験がシャネルの伝統と合わさり、どのようなコレクションが発表されるか世界的に注目されています。
数々の賞

ファッション系新人育成プログラム「ITS〈International Talent Support〉」にて、アクセサリー部門のMaria Luisa賞を受賞し、注目の若手として注目されていた。
2022、2023年にはボッテガ・ヴェネタのクリエイティブディレクターとして、Designer of the Year(年間最優秀デザイナー)賞にノミネートされました。
2024年には国際的な影響力を示す「BoF〈Business of fashion〉 500」に選出され、世界のファッションシーンで注目されました。
代表的なアイテム
マチュー氏は今までのキャリアの中でさまざまなアイテムのデザインを務めてきました。
その中から代表的なコレクションをいくつかご紹介します。
アンディアーモ・サーディンなどのitバッグ!
ボッテガヴェネタの代表的なバッグであるアンディアーモとサーディンもマチューブレイジーの代表的なアイテムの一つです。


なんと言っても、職人の技術によって編み込まれたラムスキン製イントレチャートは手触りも素晴らしく、デザインも洗練されています。いくつかの雑誌で紹介されたり、ケンダル・ジェンナーなどの海外セレブが着用している姿をSNSで発信していたことで「itバッグ」となりました。
サーディンバッグの持ち手の部分はイワシ型のハンドルは特徴的ですね。アンディアーモもシグネチャーのノットを持ち手にデザインすることで、ボッテガを象徴しているバッグだと一目でわかりますね。
どちらのバッグもシンプルなデザインですが、洗練されたデザインで大人気ですね!
トロンプルイユ・レザーデニム!
最新プリント技術と職人の技術を集約したアイテムで、一見シンプルなデニムやタンクトップ、フランネルシャツが全てレザー製となっている。
「だまし絵」の技法が注目されファッショニスタの間で注目を集めました。


動きとシルエットを重視したドレスアイテム!
マチュー氏のランウェイでは、ドレスの流れるようなシルエットと素材を活かしたドレスがとても印象的なアイテムとして注目を集めました。
彼の「動きをデザインする」というデザインの特徴を象徴するようなドレスが数多くコレクションで発表されています。



靴下とブーツの融合「ソックブーツ」
2023年秋冬のコレクションで靴下のようなブーツのデザインが注目を集めました。これもレザー製アイテムで靴下というアイテムをラグジュアリーなアイテムへと昇華させました。
レザー製のアイテムということもあり、「これがソックスなんで信じられない」と話題となり、日常的なアイテムでもファッションを楽しむことができるアイテムとして注目を集めました。


ショー会場の演出もプロフェッショナル!!
マチュー氏はショーの椅子や演出も手掛けている。マチュー氏のランウェイがインテリアから注目されていて、2023年春夏コレクションでは、イタリアの伝説的家具デザイナー、ガエターノ・ペシェを招き、ユニークでカラフルな椅子を会場に設置した。
2025年春夏コレクションでは、。動物や虫を模したレザーのチェアが設置され、その愛らしいデザインがSNSで話題となりました。


各ブランド公式サイト
まとめ
いかがでしたでしょうか。
マチュー氏は、ラフ・シモンズ氏やフィービー・ファイロ氏、ダニエル・リー氏の元で経験を経験を積み、さらにマチュー氏自身のデザイン哲学を通して作り上げられた、ラグジュアリーなアイテムは、どれも洗練されているものばかりですね。
2025年の10月に発表されるシャネルでのファーストコレクションも注目ですね。
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